評価 : 4.5
もくじ
ホノカア 地図
広域図
拡大図
ホノカア・ピープルズ・シアター Honoka'a People's Theatre
タニモト氏のシアター
ホノカアのランドマークにして現役の映画館、ホノカア・ピープルズ・シアター。ミュージカルやイベント、フラの教室などにも利用されています。
このシアターは、サトウキビ産業が盛んだった1930年、日系人のタニモト氏によって建てられました。少し褪せたパステルカラーの可愛らしい建物からは、古く懐かしい匂いが感じられます。
ホノカア・ピープルズ・シアター
タニモト氏は、この他にも数軒のシアターを他の地域に同時期に建てているんですよ!
有名どころは、サウスコナのカイナリウにあるアロハシアター(1932年開業)。ここは劇場として現役ですが、人気だったカフェが 2014年あたりに閉店してしまいました。ちょっと寂しいですね。
ホノムのホノムシアター(1931年開業)もタニモト氏によるもの。しかし現在、このシアターは扉を閉じ続けたまま、ひっそりと佇んでいます。その姿はアカカ滝観光ついでに目にした方も多いのでは。
時代の流れでサトウキビ産業が成り立たなくなり、人口が減り、各地に作られたシアターが次々とクローズしていきました。そんな中で、細々と上映を続けているのがホノカア・ピープルズ・シアターなんです。貴重な存在ですね。
ほのぼのとした掲示板
シアターの掲示板に貼られているのは、ヨガ教室の案内から迷い犬のビラまで色々。じっくり眺めると面白いものが見つかるかも。
ホノカアで映画を
映画の上映スケジュールは、夕方と夜の2本のみが基本。料金は大人6ドル、子供3ドル。安い!(日本の映画の料金って何なんだ!?)
当日上映の映画は、シアター横の小屋(?)の壁に掲示されています。
シアター横の小屋(?)
映画・イベントカレンダー
Honoka'a People's Theatre - Schedule
カフェでのんびり
映画はちょっと難しいという方は、併設のカフェでのんびりしてみたら如何でしょうか。居心地もよくオススメです。
居心地の良いカフェ
カフェについての詳細は下記をご覧ください。
ホノカア・ピープルズ・シアター内のカフェでランチしてみた!ホノカアボーイ好きの方にはたまらない一時を過ごせちゃう。
スポンサードリンク
ホノカアボーイ Honokaa Boy
ホノカア・ピープルズ・シアターを語る時に忘れてはならないのがコレ!吉田 玲雄 著「ホノカアボーイ」です。
ホノカアボーイ
ホノカア・ピープルズ・シアターで映写技師として働くことになった著者が、ホノカアで過ごしたひと夏の体験を綴ったのがこの作品。
シアターを通しての人々の触れ合いや切ない別れ。とても温かくて心がキュンとしてしまいます。自分もその場にいるような、ホノカアの住人になったかのような気分にさせてくれるアロハの心がいっぱい詰まった物語。
実体験を元にしているので、登場人物と町で出会うこともできてしまうことも!それがすごく楽しい。本当に、ホノカアボーイの世界に入り込めるんですから。これからホノカアを訪れる予定の方は、ぜひ読んでみて!
映画
2009年3月に映画「ホノカアボーイ」も公開されました。
正直言ってしまうと、自分も含め周囲の評価は原作の方が上。でも、実際にホノカアでロケをしているので、ホノカアの町の空気をたっぷり感じることができるんです。ホノカア・ピープルズ・シアターはもとより、その他のロケ地を探してみるのも楽しいですよ!
映画で使われていた建物(2階がビーさんの部屋)
正面より
上の建物はホノカア・マーケット・プレイスの向かい(ココ→Googleマップ)にあります。ホンモノを目の当たりにしてしまうと、また映画を見直したくなりますね。
この映画、実際にホノカア・ピープルズ・シアターでも上映されました。この場所で見られたら超感動モノだっただろうなぁ。そのシチュエーションだけで泣けそう!
シアター入口に飾られていたホノカアボーイのポスター
シアター内のお土産コーナー
シアター内(カフェの一角)には、ちょっとしたお土産物が並んでいます。「ホノカアボーイ」のTシャツです。ほぼ日本人向けなのでしょう。小柄なサイズも充実していました。
そのものズバリなシアターのバックプリントが良い感じ!生地がちょっと薄手ですが、私も1枚お買い上げ。
お土産コーナー
ホノカアボーイ Tシャツ
Tシャツを購入したら、ポップコーンの袋に入れてくれました。これがまたカワイイ。良いお土産になります。